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サル日記40

40への階段。

『SNSって面白いの?』読書感想

この本の目次

1章 「ソーシャル」とは何か
2章 いろいろなSNS
3章 SNSの発展を可能にしたテクノロジー
4章 SNSがもたらすもの
5章 経験者が語るSNS利用術 

この本の要約

 「ソーシャル」というのはIT用語ではなく「人間同士の関係」という意味。この「ソーシャル」には濃淡がある。例えば雑誌で「うまいラーメン屋はここ!」と紹介されても本当?って思うけど、身近な友達が「あそこのラーメン屋うまいよ」と言ったら信用する。SNSソーシャル・ネットワーキング・サービス)の登場によって、この「濃い関係の人の情報」(例:あそこのラーメン屋うまいよ)をITを使って爆発的に広めることができるようになった。その情報の伝播力は絶大で、今や私たち一人一人が巨大な権力を手に入れたと言っていい。良い意味でも、悪い意味でも。

SNSって面白いの? 何が便利で、何が怖いのか (ブルーバックス)
 

 この本で印象に残った所

 ある程度ターゲッティングしてくれるからこそ、インターネットの、SNSの広告に意味があるとは言えないでしょうか?(214ページ) 

 

  SNSではそのユーザーのプロフィール情報、購入履歴、検索履歴から、その人に興味のあるものをビタで広告表示させます。ユーザーは自分の興味のある広告だけ見れるし、広告主も届けたい人に効率的に広告を届けられるから嬉しいことでしょう。

 しかし、当然、自分に興味のない分野の広告は目につきずらくなりますよね。そうなるとテレビやラジオのCMのように、自分が思いもしなかった分野の面白いCMを見て「へー、こういうのがあるんだー」っていう発見がなくなります。

 ターゲット広告が極端に進んでしまうと、自分の世界しか見てない、視野の狭い人間が増えていくのではないでしょうか。それって、本当に幸せなのかなあ、と思います。

 

 個人情報って、SNSやってなくたってもれるものなんですよ。人が何をしているか、どういう人間かって、会えばわかるでしょ? 人に会わずに過ごすことなんてできないんです。だとすれば、個人情報って、そんなに神経質になるものでもないような気がします。フェイスブックを嫌がる人は、たぶん、自分が何者か見えちゃう、見られちゃうことが怖いんだろうね・・・ただ、どうなんだろう? そんなに自分て大事なものかな? そこを捨てて得られるものの方がずっと大きいような気がするんです。(232ページ)

 

 フェイスブックで「1枚の広告シリーズ」という活動をされている方の言葉です。個人情報とかそこまで神経質に守るべきこと?利益のほうが大きいよ?っていう視点が新鮮でした。確かに、自分自身を売っていくタイプの人、個人事業主やアイドルにとってはSNSは強力ですね。私はそこまで自分を売っていくメリットがないので、個人情報晒すリスクのほうが大きいかな~。

 

クレジットカードを使わず、サービスカードを作らず、携帯電話も持たず、SNSには当然入会しない。名前を明かすことに神経質になれば、あなたのプライバシーはほぼ完全に守られるでしょう。正しい意見だと思います・・・現実的かどうかは別にして!(210ページ)

 

  うーん、私はできないけど、どうなんだろ? そこまで非現実的でもないような。こういう人、いてもおかしくない気がします。

 この本読むと、これからの世の中、私たちの個人情報はますますあらゆる所でガンガン使われそうに思えてなりません。それは便利な世の中になるために使われるんでしょう・・・たぶん。そう信じたいですが・・・例えばですよ。この先、発達したAIが自我を持って人類を滅ぼそうとしたとしましょう(そんな映画なかったっけ?)。そういう時に最後に勝つのは「完全に個人情報を死守した人」ということもありうるのかなーとも思いました。