読書はいいね。読書は心を潤してくれる。リリンの生み出した文化の極みだよ。・・・ということで2022年もいろいろな本を読んだんですが、特に私の軸の形成に大きく影響を及ぼした厳選3冊をご紹介します。
1.1日外出録ハンチョウ13巻
この巻に収録されている第101話「勝確」が刺さりました。地下おせちの食材調達という面倒くさいタスクを抱えて外出した大槻ですが、最初に入った1店舗目であっさり全ての食材を調達できてしまいます。
厄介な大仕事を・・・思いのほか早く片づけた時・・・そこからの残された時間は・・・その日1日の意義がすでに担保されているため・・・どんな過ごし方をしても・・・充足感を持って1日の終わりを迎えられる・・・とどのつまりここからの大槻は・・・勝利が約束されているWR(ウイニングラン)・・・!
発動・・・! 勝ち確の日・・・!
あるあるあるーー! 1日のTODOリストのなかで最初に1番やっかいな仕事を片付けるべき、ってどこかで読んだ気がしますが、こういうことだったのかと納得しました。
勝ち確の日のすごいところは、その日の勝ちは約束されているため失敗のリスクのともなうチャレンジングなことにも取り組みやすくなり、しかも肩の力が抜けているので案外うまくいってしまうというループにハマることです。
この話を読んでから、毎日午前中のうちに1つ成果を出して「勝ち確の日状態」を目指せるようになりました。間違いなく自分の軸になった1話で、今年本当に読んで良かった本の筆頭です。
2 健康への力の探求
今年の4月から6月に通勤中ラジオで聞いていました。このなかの「健康生成モデル」とう考え方、そしてその中核の「SOC」(sence of coherence:首尾一貫感覚)というものが自分にとって新鮮な考えで刺さりました。
「SOC」を構成するのは3つで
・把握可能感(自分の置かれている状況を予測、理解できる感)
・処理可能感(何とかやっていける感)
・有意味感(日々の営みにやりがい、生きがいがある感)
これらの感覚を持ち合わせていると、世の中のストレッサーに対し、その人自身が持っている「汎抵抗資源」をフル動員してストレスを処理(回避)できる。そして、この処理成功体験がさらに「SOC」を強化することになり、さらに健康への力が強まっていくループに入っていく・・・というものです。
きしゃないですが自分でまとめたノートも晒します。
昨年、仕事で異動して非常に苦しんだのですが、2年目の今年に入ってものすごく楽な状態でした。これはまさに仕事に対して「把握可能感」「処理可能感」「有意味感」がバチバチに強化されたからなんですよね。昨年苦しみながらも1年終わってみたら普通に乗り切れていた。この成功体験でSOCが急上昇したんだと思います。
自分だけでなく、私の子どもたちにも身につけてもらいたい力だと思い、教育方針の軸にもなった1冊です。
3 DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール
2022年。労働収入→証券口座に入金→不労所得増加のループに迷いがなくなり、チャクチャクと資産を積み上げていた私ですが、今度は「これ結局いくら貯めればいいの?」「貯めたところで何すんの?」という迷いが生じ始めていました。そこに降り立った本がこちらです。いやー、刺さりましたねー。ぶっ刺さりました。
金は使ってナンボです。なのに死ぬ直前まで老後の蓄えの心配をして死ぬ日本人のなんと多いことでしょうか・・・。本屋の棚を見てもわかりますが「お金の貯め方」の本はいっぱいありますが「お金の使い方」の本はあまりありません。いくら政府が金融緩和ジャブジャブにしてお金配っても使う人がいないんじゃ・・・。
私はさすがにリゾートホテルを貸し切って誕生日パーティーをしたいと思いませんけども、楽しみ、想い出、経験にもっとお金を使うように戦略練りたいと思いました。そこで、この本で言っている5年ごとのバケツリストも作ってみたりもしました。今年を含めると50歳になる年までちょうど5年なので、50歳に向けての中期経営計画みたいなのができましたよ!(後でブログに記そうかと思います)
この本については私の崇拝する比類なきユーチューバー両学長も紹介しているので、ぜひ視聴をオススメします。
以上、今年刺さった本3選でした。