サル日記40

40への階段。

すべては自由であるために『ひとりぼっちを笑うな』(蛭子能収、角川新書)読書感想

この本の目次

第1章 「群れず」に生きる
第2章 「自己主張」はしない
第3章 すべては自由であるために
第4章 「孤独」と「死」について

この本の要約

 筆者(蛭子さん)の生き方の基本原理は「自由」にある。友だちのせいで自由に生きられないなら友だちなんていらない。自由を奪う戦争、監禁は絶対に反対。自分で稼いだ金があれば気兼ねなく自由を満喫できるので仕事はがんばろう。でも嫌なことなら無理せず逃げていい。あとグレーゾーンのギャンブルはなんとなく後ろめたさがあるので、気持ちよく遊べるように白黒ハッキリつけてくんない?

 

 

この本で印象に残った所

 

そもそも、「友だち」がいることのメリットってありますか? (54ページ)

 

そういう「安心感」を求めるための「友だち」作りなんてやってもしょうがないですよ。「友だち」なんて、結局いつかはささいなことで離れるもの。「友だち」を作る努力をするくらいなら、「家族」を作る努力をしたほうがいい。(56ページ)

 

 要約のところにも書きましたが、蛭子さんが人生で最も大事にしているのは「自由」とのこと・・・

 MeToo!!!

 最近いろんなニュース見ていて思うんですが、SNSの人間関係や炎上を極度に恐れる人々など、今の日本ってだいぶ生きづらくないですか? そんなの気にしないで生きたほうが絶対幸せだと思います!!

 

 ということで不肖うまばくも蛭子イズムを持って生きている自負があったのですが、次の部分はできてなかったッ!と電撃が走った部分です↓

 

 自分と同じ人なんて、本当は世界中を探してもひとりもいないわけですよね。みんな違って当たり前。だから、人は本来、それぞれ「個性的」であるはずなんです。だから、そんなことはまったく考えず、ただ自分の好きなように自由にやっていればいいんじゃないかな。(105ページ)

 

 「しゅごキャラ!」を見て育った私うまばく・・・。自分のキャラ作りということに躍起になっていました・・・。自分の唯一無二のキャラをみつけ、それを伸ばそうとしていた日々・・・。

 しかし蛭子さんは「もともと人間は個性的なんだから好きなように生きればいいんだよ。そしたら自然に個性的になるよ。」と言います。そうかッ! なにも努力することはなかったんですね。自然体で生きることが最強に個性的な生き方だったんです!

  

 ここ数年、「勝ち組/負け組」みたいな言い方が、一般的になっているような気がします。あれ、どうなのかな?(中略)

 そのように考えるのも、僕が長いことギャンブルをやっているからかもしれない。大勝している人が、いきなり負け始めてひどいことになっていく様子をいくらでも見てきていますし、逆の場合も然り。(150ページ) 

 

 

 この本を読んでいてギャンブルの話がけっこう出てきます。蛭子さんはギャンブルを人生に応用している・・・俺と一緒! ハッピーアイスクリーム

 

 

 ギャンブルだけは別腹(158ページ) 

 

 

 俺と一緒! ハッピーアイスクリーム

 

 

 いずれにしても、卑屈になることだけはよくありません。(中略)誰かのせいにするよりもまず、自分の気の持ちようが肝心。“卑屈”という自分自身の心の縛りから解き放たれない限り、絶対に“自由”になんてなれません。(169ページ)

 

 前に感想書いた「幸福のメカニズム」という本のなかでも「独立とマイペース」は幸せの重要な因子とありました。この本に書かれている蛭子さんの「自由が第一」の生き方を参考にすれば、幸せに近づけること間違いナシだろこれ・・・ということで、この本、みなさんにオススメの本でありやす!